いわて林業アカデミー令和4年度の研修として、弊社の現場見学と作業体験を行いました。例年「林業と電力」と題して、送電線に関わる伐採時の注意事項や災害事例についてお話をさせて頂き、その後樹上での作業について「昇柱器」と呼ばれる樹木に登るための器具を使った作業体験を行ってもらいました。送電線に関わる伐採では、樹木を伐倒する際に、当然ですが絶対に電線側には倒せません。また電線に触れなくても接近すれば自然放電により感電や停電を引き起こすため安易に伐倒することができません。そのため樹木の高い位置に登り、樹木の重心以上にワイヤーを2本取付、方向を制限してから伐採する必要があります。今回アカデミー受講生にもこの昇木作業を体験してもらいました。昇柱器と呼ばれる、足に取り付ける器具は先端に爪がついており、この爪を樹木に刺しながら登ります。爪の刺さりが悪ければ墜落の可能性もあり体感的にもかなり怖いです。でもみんな頑張って登ってくれました!そして弊社の社員も積極的に受講生に話しかけ、器具の設置や登り方の指導など率先して対応してくれていました。
こういった交流を通じて他者とのコミュニケーション能力や”伝達力”を磨くことができると思います。そして人前で話す度胸などを学ぶことができます。今回は弊社の1年未満の社員2名もアカデミーの先輩としてみんなの前で話す機会を得ました。びっくりするくらいスピーチが上手いことに気が付きました!やはり現場職員だからと言ってずっと現場にいるのではなく、多くの人との交流を通じ自分の持っている能力を最大限に発揮できる場の提供と、個々の可能性を引き出すことを経営者はもっと考える必要があると痛感しました。そういう意味でも今回の研修は弊社にとってもとても意味がありました。一名、腰に手を当てて偉そうに話をしているように見えますが、その通り話してました(笑)これも経験です。






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