2022年度の忘年会を迎えることができました。おかげ様でここまで無事故・無災害で業務を進めることができました。今年度は新入社員が4名入る中で中堅やベテラン社員にはOJTをしながらの業務でとても負担を掛けた一年ではあったと思いますが、皆が一丸となって取り組むことができたと思います。社員の皆さんに感謝をしたいと思います。
2021年に社長が変わり、社員も入れ替わる中で、良好な人間関係と好業績を出せる企業を目指し組織改革に取り組んできました。今年度は特に、何でも話し合える風通しの良い職場づくり、心理的安全性の高い職場づくりと新入社員の安全教育、技術指導を重点項目として1年取り組んでまいりました。
パレートの法則というものがあります。成果の8割は2割の優先事項から作られるというものです。我々は普段、仕事も含め「緊急で重要なこと」を優先的に取り組むと思います。しかしその次が重要。我々は「緊急で重要なこと」を終えた後、「重要ではないけど緊急でやらなければならないこと」に取組みがち。しかし、成果を出すには「緊急ではないけど重要なこと」の時間をどれだけ計画的に確保できるかが重要であり、これが成果を出す2割の優先事項にあたります。
普段、目先の業務を終えることばかりに視野が行きがちですが、将来どのような会社を実現したいか、どのような成果を出したいかから逆算してこの2割の事柄に取り組むことが重要です。これを「事前対応」といい、緊急なことに常に振り回されている状態を「事後対応」と言います。
弊社の経営目的は「全社員の物心両面の幸福の追求」です。経営の目的は利益の追求ではなく働く皆さん、そしてお客様、地域社会の皆さんが幸せになることです。これらを実現することで売上、利益は後からついてくるものだと思います。
皆が幸せになるためには何が必要か。そこから逆算して2割の優先事項の時間を確保する。今年度、「心理的安全性の高い職場づくり」「技術の継承 計画的な技術者の育成」「安全な企業文化の醸成」を優先に取り組んできましたがこれらがまさに2割の優先事項に当たります。計画的に取り組むことで、これらが将来的な成果を生み出す資源となります。
そうした意味で、このコロナ禍の中、忘年会開催を躊躇しましたが、この忘年会の意味は皆の1年の労をねぎらうとともに、今後に向けてチームとして団結力及びコミュニケーションを高めることを目的として開催しました。
一年を忘れるものではなく、次につながる重要な時間です。
新たな組織としてこれからますます精進していきたいと思います。良い組織を作るにはまずは経営者の思考と行動が大切。そういう意味で私自身の資質向上にますます努めていきたいと思います。






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